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100歳大調査

【健康長寿の秘訣】100歳インタビュー(田中 美子さん/102歳)

骨密度は70代!感謝とともに何でも食べるのが健康長寿の秘訣

ココロもカラダも元気な100歳以上の方の声をお届けする「元気な100歳インタビュー」。今回は三重県いなべ市の田中美子(よしこ)さん(102歳 ※取材当時)にお話を伺いました。田中さんの骨密度は、数年前に測ったときの数値が70代だったとか。そんな田中さんの長寿の秘訣はというと・・・。

コツコツとした根気強さと、細やかな心遣いが持ち味

100あるスタッフ 美子さんは今、お一人で暮らしていらっしゃるのですね。

美子さん はい、102歳の今も一人です。でも、ヘルパーさんが来てくれるし、娘もしょっちゅう訪ねてくれますよ。私の毎日は、朝起きたら、まず部屋のカーテンを開けることから始めます。庭の景色や空を眺めるのが好きなんです。おもしろい形の雲がゆったりと流れていったり、いろいろな鳥が庭にやってきたりするのを眺めます。庭も、娘が季節ごとの花をいろいろ植えてくれたから、季節の移り変わりも楽しめます。

100あるスタッフ 風情あるお庭ですものね。美子さんは何かご趣味をお持ちですか。

美子さん 自己流ですが、短歌は女学校の頃から好きでしたね。言葉がふっと頭に浮かんでは、書きとめてきました。そうしたノートがたくさんありますよ。お礼の気持ちを込めて作ったこともありました。いなべ市は、月に2回、お年寄りにお弁当を届けてくれるのですが、以前は容器を回収に来ていました。それで、毎回短歌を添えてお返ししていたんです。今は使い捨ての容器になったので終わりましたが、かれこれ10年ほどは続いたでしょうかねぇ。

100あるスタッフ 10年も続いたとは! 根気強い方なんですね。 

美子さん そうですねぇ、続けたことはいろいろありましたよ。うちの主人は戦争で召集されて、戦後もシベリアで捕虜になって復員が遅れていたんです。それで、無事に帰ってくるよう岐阜の千代保稲荷に願掛けをしていました。戻ってきてからも、毎月お礼参りに行きました。朝5時すぎの一番電車で出かけて、電車をいくつも乗り換えて、一人でも行ってましたね。最近は100歳のとき。娘や親戚に付き添ってもらいました。

100あるスタッフ 美子さんの想いが通じたんですね。先ほどのお礼の短歌もですが、美子さんは思いやりがありますね。

美子さん 自分ではわかりませんが、私にあれこれ相談に来る人が絶えませんでしたね。まぁ相談ごとといっても、自分でわかる範囲で答えていただけですが。でも不思議といろいろなことが私の言う通りになりました。その中でも縁談のお世話はたくさんしましたね。

100歳でも編み物を実践。元気の秘訣は子どもの頃から食べた小魚?

100あるスタッフ 短歌以外のご趣味はありましたか。

美子さん 手を動かすことも好きですね。お花やお茶・・・。それに、大阪の万博も着物で行ったくらいで、着物も自分で縫いました。娘たちの結婚式の着物も私のお手製です。編み物もずいぶんしましたよ。99歳のときにも、息子のベストを編みました。100歳のお祝いのときには、皆さんからいただいたお祝いのお返しに、私の編んだアクリルたわしも添えたんです。

100あるスタッフ 99歳や100歳で編み物をなさったなんて、すごすぎます。そんな美子さんの元気の秘訣は何なのでしょうか。

美子さん 何でも食べて、好き嫌いがないことでしょう。若い頃は、本当に何でも食べました。最近は薄味で煮た野菜や魚が中心で、ご飯は1日で1合ほどですね。それから、小さい頃から父に「小魚を食べろ」と言われてきました。それを実践してきたおかげか、2、3年前に骨密度の検査をしたら、70代の数値だと言われました。歯も丈夫で、今でもおせんべいやあられをパリパリいただきます。娘たちは食いしん坊と言いますが、出されたものを毎回、感謝して食べているのです(笑)。

100あるスタッフ 美子さん、ありがとうございました。これからもお元気で明るい毎日をお過ごしください。

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